マーケターの格言

 

マーケティングの権威者や実践家が発したマーケティングに関する格言、箴言を紹介します。

 

どれも示唆に富んでおり、私たちのマーケティングの助けになります。

 

ここでは、マーケティングの重要性について説いているものを紹介しています。

 

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マーケティングが無用になる日は永遠に来ない。 フィリップ・コトラー

 

ご存じ、マーケティングの大家フィリップ・コトラーの言葉です。

 

コトラーは「現代マーケティングの父」と称されるマーケティング研究の第一人者です。現在まで、50年以上もマーケティングに携わっております。

 

現代の問題は世界的に見て、商品の不足ではなく、顧客の不足です。

 

あらゆる産業が、消費者の購買力を上回る生産力を有しています。

 

この過剰生産の時代において、企業は過当競争に陥り、何としてでも顧客を引っ張ってこれるように価格を引き下げようとします。

 

結果、価格競争の末に利ざやが圧縮され、企業は倒れていきます。

 

価格に頼らず競争を勝ち抜くために、マーケティングが用いられるのです。競争の激しい現代ほど、マーケティングが求められている時代はありません。

 

なお、購買力が生産力を上回り、自然とモノが売れてしまう時代でも、マーケティングの役割は失われません。

 

参考『デ・マーケティングの理論的背景

 

A

マーケティングの狙いはセリングを不要にすることだ。 ピーター・ドラッカー

 

マネジメントの生みの親、ピーター・ドラッカーはマーケティングの究極の目的をこう断言しました。

 

ドラッカーは偉大な経営思想家として知られています。なお、ドラッカーは自身を「社会生態学者」と称しました。

 

セリングとは、「販売」を意味し、マーケティングが十分に成功した場合、販売活動をせずとも売れるようになるということを意味しています。

 

B

新しい競争は工場で製造された製品間の競争ではなく、工場生産物に付加されたもの、すなわちパッケージング、サービス、広告、顧客への助言、資金調達、配送の手配、保管など、人々があるとみなすものの競争である。 セオドア・レビット

 

「良いモノさえ作れば売れる」、こう考えている人が後を絶ちません。

 

低品質な製品は顧客離れを引き起こしますが、高品質な製品なら顧客が向こうからやって来るわけではありません。

 

マーケティングは製品そのもの以外でも価値が付けられることを理解しています。

 

競合他社との競争に打ち勝つためには、製品だけでなく様々な面から検討していかなければなりません。


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