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マーケティング用語解説「き」

 

規模の経済

規模の経済性とも。
生産規模(生産量)が大きくなるにつれ、平均費用(製品一つ当たりの生産費用)が減ること。

 

生産面から見ると、生産時の投入量の増加分以上に産出量が増加するという特徴があり、これを収穫逓増と言います。
要するに、投入量を倍にすると、産出量が倍以上になったとき、規模の経済性が働いていることを意味します。

 

規模の経済が働く産業分野では、大きな投資ができる企業ほど、平均費用を低くすることができ、低コストが価格面にも反映させることができます。
したがって、新規参入企業はコストダウンのために大量の初期投資が必要となるため、規模の経済は参入障壁となります。

 

 

競合他社

同じ市場で自社と競合する者。
3C分析におけるCompetitorに当たり、マーケティング戦略において重要な分析要素の一つです。

 

どんな製品であろうと、競合他社は存在します。
一見して、その企業しか市場にいないように見えても、必ずその企業が提供する製品と競合する代替品が存在します。

 

例えば、鉄道会社が国営企業の1社しか存在しない場合、鉄道会社に競合する者が存在しないように見えます。
しかし、実際には、消費者からすると鉄道会社はあくまで、輸送手段の選択肢の一つにしかすぎません。
そのため、実質競合は、航空会社、タクシー会社はもちろん、自動車や自転車を利用する人、果ては歩行者まで競合する者として視野に入れる必要があります。

 

 

競争優位

競合製品よりも優れた価値を提供できることや、低い価格で提供できることのように、競合他社よりも顧客に多くの便益を与えることによって得られる競争上の有利な地位。
競争優位性は、他社から模倣されにくいこと、希少なことが望ましくあります。

 

 

共同ブランド

異なる2つ以上のブランドを使ったブランド。
コラボレーションやパートナーシップを結んで展開するブランド。


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