Webマーケティングは詰まるところアクセス数アップ
Webマーケティングを学ぼうとしたとき、マーケティングの理論とはずいぶん違う言葉を使っていることに面喰ったことがあります。
UUやらAUやらCVRなどの言葉は見慣れず、最初は本を読み進めるのも大変でした。
話はそれますが、頭文字のアルファベットを並べた略語は新たな分野を学ぶとき既知の言葉か未知の言葉か判断つかなくなります。ビジネス用語でもMBOにManagement By ObjectiveやManagement BuyOutといった意味があるのでややこしく思います。
今でも次々と新しい専門用語や言葉が生み出されているのか、以前からあったのか、見慣れない言葉がたくさんあって、新しい知識を取り入れるのは中々大変です。
マーケティング理論の入門書で必ず最初の方に出てくるマーケティングミックスやマーケティングの4Pなどは1950年代や60年代の理論なのですが、これらはいまだに使われる重要な理論です。
Webマーケティングではあまりこのような用語は使われていません。
全くないことはないのですが、ツール(例えばブログやSNSなど)やテクニック(SEOなど)に重きを置いており、マーケティング理論はwebマーケティングの背景にあります。Webマーケティングはインターネットを使ったマーケティング手法なので当然といえば当然なのですが。
Webマーケティングはマーケティング活動における広告や宣伝、プロモーション活動の側面が強いです。
既にインターネットの広告費は4大メディアの内3つ(ラジオ、雑誌、新聞)を上回っており、インターネットは盛んな広告媒体であると多くの企業は認知していることがわかります。
Webマーケティングの現場であるインターネットについてですが、今ではインターネットのインフラ整備が行き届き、ネットショップやECサイトという形で簡単にネット上で店舗を持てるようになりました。
リアルビジネス(オフラインのビジネス)のように実際に店舗を持つ形態でなく、ネットだけで商売を行えるようになったため、マーケティングはネット上でも必要とされています。
インターネット上で商品を売るにせよ、情報を発信してイメージを形成させるにせよ、インターネットを介して得られる顧客の反応は「アクセス」されることで得られます。
自社のウェブサイトやブログを持っていても、誰かに見て貰わなければ意味を成しません。
例えばネットショップを運営していてセールをやっていたとしても、「セールをやっている」という情報が消費者に届かなければ効果ナシになります。
自分が顧客に対して価値あるものを提供しているのならば、それを欲している顧客に情報を発信して伝えなければいけません。
インターネットとは情報を発信するための手段です。そして、より多くの人に情報を伝えるためにもより多くのアクセスを集めることがWebマーケティングです。
Webマーケティングにはさまざまな手法があります。
Web上で広告を打つことも、自社のブログを開設することも、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス:FacebookやTwitter、mixiなどネット上で他者との交流ができるサービス)のアカウントを利用すること、これら全てが自社のメディアへのアクセスを促すことを目的としています。
つまり、Webマーケティングにおいて、上記のようなさまざまなメディアやツール、テクニックを活用して自社メディアへのアクセス数を増加させることが第一義です。
また、アクセス数が十分得られても、商品の購入率の推移に満足していない場合、購入率を高めるため、自社のサイトをどのようにデザインすればいいのかといったWebサイトの最適化もWebマーケティングの範疇です。
ちなみに、「Webマーケティング」のことを「インターネットマーケティング」や略して「ネットマーケティング」、あるいは「デジタルマーケティング」などといった呼称がありますが、どれも違いはありません。