マーケティング用語解説「さ」
サービス
企業が提供する無形のベネフィット。
企業が提供する商品は、大きく分けて有形の商品と無形の商品に分けられます。一般に、有形の商品を「製品」、無形の商品を「サービス」と呼びます。
サービスは製品とは性質が異なり、無形で、品質が不均質などマーケティングでも異なった対応が必要です。
サービス・マーケティング
第三次産業が経済の中で比重を増し、サービスの特殊な性質より、今や従来の消費財(有形財)のマーケティングだけでサービスのマーケティングを賄うことはできなくなりました。
サービスは有形財と異なり、無形成、非均一性、不可分性、消滅性、需要変動性、といった特有の性質を持ちます。
この状況に対応するため、サービスに対して新たなマーケティングの知識体系を規定してできたのがサービス・マーケティングです。
なお、製品は一般にサービスとともに提供されるため、たとえサービス産業でなくともサービス・マーケティングの概念は無関係ではありません。
関連記事
サービスマーケティングの基礎|サービスの性質1(無形性、非均一性)
サービスマーケティングの基礎|サービスの性質2(不可分性、消滅性、需要変動性)
細分化
市場細分化。
→セグメンテーション
参入障壁
ある業界へ新規企業が進出するのを妨げる要因。
既に参入している企業は負担しないが、新規参入する企業は負担する費用。
参入障壁が大きい(新規参入がしにくい)ほど、市場に流入してくる企業が少なくなり、競争の激化を妨げることができます。
参入障壁には以下のようなものがあります。
・規模の経済
・大規模な投資
・差別化
・政策