ブログは優秀なメディアだが…
他所のプラットフォームを使うリスク
ブログは記事の蓄積と運営の簡便さから優秀なメディアであると言えます。
実際に、多くの企業や事業主がブログによって収益を上げていますし、これからも可能です。
しかし、ブログには一つ大きなリスクを孕んでいます。
そのリスクとは削除です。
そうです。消されてしまうのです。どれだけ記事を蓄積しようと、どれだけ多くのアクセスを集めようと、ブログはある日突然消されてしまうリスクを持っています。
ガイドラインに反している記事のみ削除されるか、ブログ丸ごと削除されるかはサービス運営者のさじ加減です。
警告の一つでもあればいいのですが、何の前触れもなく削除されることもしばしばあります。特に、アメーバは「ブログを削除された」という苦い経験を味わった話をよく目にします。
ブログに限らないのですが、一般的にプラットフォームを使わせてもらってる側(ブログサービス利用者)は、プラットフォーム所有者(サービス提供者)の言い分には逆らえません。それが無料サービスであるなら尚更です。
サービス開始したての頃というのは利用者も少なく、拡大に励んでいるときであり、ガイドラインも定まってない(厳密に適用しない)ため、緩い規則の中で利用者も比較的自由に使えます。
しかし、サービスが普及した頃に、急に取り締まりが厳しくなったり、買い叩かれる(報酬の半減、利用金額の値上げ)といったプラットフォーム所有者から横暴な仕打ちを受けます。
多くは交渉の余地はありません。基本的に利用者は立場が弱いのです。
ブログもその一つで、規則に沿わなければ削除されてしまいます。
もし、これからブログを解説し、コツコツとメディアを育て上げようと思うなら、ガイドラインをよく確認しましょう。特に、商用利用なら商用可か確認しましょう。大手ブログサービスでも商用可能なブログはあります。
どうしても削除されたくなかったら
また、何としても削除のリスクを無くしたいのであれば、やはり自前のメディアを持つ他ありません。
サイトであるならドメインを取得して、サーバーをレンタルして、HTMLを書いて、FTPでアップロードする。このような面倒なことをする必要があります。
しかし、ブログならもっと簡単な方法があります。
WordpressのようなCMS(Content Management System:コンテンツマネジメントシステム)を使えば簡単にオウンドメディアのブログが作成できます。
CMSとは簡単にいうとWebサイト作成システムです。中でもWordpressというのはブログ形式のWebサイト構築に使うシステムで、比較的簡単に使えます。
ただし、ドメインとレンタルサーバーは必要です。レンタルサーバーも、どのCMSが対応しているか確認する必要があります(とはいえWordpressは有名どころなら確実に対応しています)。
無料ブログサービスほどの簡便さは無いものの、自分で好きなようにメディアを作製できるという大きなメリットを有します。
ホームページを作るほど煩雑でなく、無料ブログサービスのような削除リスクがないというメリットがあります。
サーバーはレンタルなため、他所のプラットフォームを使うことになりますが、無料サービスほどの制限はありません。
また、もしサーバーに不都合があるなら別のサーバーに“引っ越し”が可能です。サーバーを契約する場合、私達が“収益をもたらす顧客”なため、あまりにも不都合なことが起こることはそうそう無いと思われます。