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ネット広告が注目される理由|ネット広告の特徴

 

ネット広告(オンライン広告)はペイドメディアの代表的なメディアです。

 

インターネット上に掲載される広告の費用は四大メディアと呼ばれるメディアの内、ラジオ、雑誌、新聞の広告費を超え、これからもさらにインターネット広告市場は成長すると見込まれています。

 

広告費が多いということは、それだけ多くの企業が広告を出稿しているということですが、一体ネット広告になぜそれだけの費用をかけるのか? ネット広告の魅力とは何なのか? ネット広告の特徴を解説していきます。

 

1.低コスト

ネット広告の特徴は、何といっても広告出稿費の安さです。

 

ネット広告の中にもいくつか種類があり、価格の幅もあるのですが、広告次第では入札単価が1円の広告もあります。

 

4大メディアに広告を掲載する場合と比較して、遥かに少ない広告予算から広告を出稿できるという他のメディアには大きな特徴を持っています。

 

PV数(ページビュー数:ページ閲覧数)が多い有名サイトなどに広告を出稿する場合は、もちろんそれなりに高単価な広告費となりますが、ネット広告費全体を見ると概ね低価格という特徴があります。

 

2.ターゲットの選択

マーケティングメッセージは適切な消費者に適切なメッセージを伝達することが肝要です。

 

TVのコマーシャルは不特定多数の人が観て、ターゲットを絞って広告を見せることが難しいのですが、ネット広告の場合、狙ったターゲットのみに広告を表示させることも可能です。

 

ネット広告の中にリスティング広告という広告(検索連動型広告)があるのですが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにあるキーワードを入力した検索すると、キーワードに関連した広告記事が表示されます。

 

この広告をリスティング広告といい、特定のキーワードを検索したときに表示されるよう指定できる特徴があります。

 

あるキーワード、例えば「ダイエット」(ダイエットは非常に多く検索されるキーワードでもあります)というキーワードで検索する人は自分の体重や体型に悩んでいる人であると予想できます。

 

そのような人にダイエットに関する情報(ダイエットサプリやジムなどのプログラム)を伝えることができたら非常に効率的に広告による集客が可能になります。

 

地域に関連するキーワードでも、もちろん関連した広告は表示されるのですが、「アクセスされた地域」を絞って広告を表示することも可能です。

 

例えば、○○市在住の人が「歯医者」と検索したとき、リスティング広告に「○○市の××デンタルクリニック」という広告を表示できます。

 

このように、ネット広告は悩みを抱えている消費者に直接訴えかけることができる、ターゲットの狙い撃ちが可能です。既に関心のある消費者に広告を届けることができるという大きなメリットを有します。

 

3.効果測定

広告というのは将来の収益のための出費、すなわち投資なため、なるべくムダな支出は避けたいと思うのが常です。

 

ネット広告以外の広告で、例えば、駅などにある看板広告は、その広告を見て来店した人がどのくらいいるのか測定できません。

 

新聞の1面下段に位置する本の広告(三段を八分割したことから「サンヤツ」といいます)を見て本を買った人は正確に測定できません。

 

これらの広告は、広告を出稿したことで宣伝効果があったことは実感できるでしょうが、正確な測定はできません。

 

しかし、ネット広告では広告を見て、広告のリンクからWebサイトに訪問したユーザの人数を測定できます。

 

また、訪問したユーザの内、何人が会員登録や商品購入に至ったのかも測定可能です。

 

ネット広告で、これらのデータを取ることで、「広告を介して訪問したユーザの2割が会員登録した」などの効果を測定することで、次に広告を出稿する際の目安になります。


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