ブログはオウンドメディアにもなる
ブログ(blog)とはウェブ・ログ(web log)の略で、Web上で情報を記録するサイトです。用途は日記代わりに使われたり、最新情報の告知に企業が使ったりしています。
企業や事業主が情報発信をする際に、ブログを使う例はよくあります。ブログを使うには大きなメリットがあるのです。
発信媒体としてのブログ
インターネット上で情報発信をする際、まず始めるのはメディアの選択です。
自社HPを持って、自前のWebサイト上で情報発信するか、他所のサービスを使うかにまず分かれます。
ここでいう他所のサービスというのが主にブログサービスを指します。
ネット上には無料のブログサービスが多数あります。アメーバ、livedoor、FC2などの無料ブログサービスです。
ブログはテキスト主体の情報発信にはうってつけです。つまり文章、音声、動画、画像などの数ある情報の中で、文章のみで情報発信をすることです。
文章のみを発信するなら、Facebookや以前ならmixi、短文投稿のTwitterなどがありますが、ブログにはあるメリットがあります。
それは記事の蓄積が可能なのです。
記事を投稿する際、タイトルを付け、本文を書き、投稿すると新たなURLが発行されて、一つのページとして表示されます。
SNSでは記事は蓄積されず、一つのURLにまとめて掲載されてしまうのです(もしかしたら、後に記事の蓄積可能なSNSができるかもしれません。2015年1月現在の状況)。
そして、ページが多いと検索エンジンからの評価が高まるのです(ページ“だけ”は多いサイトは例外)。結果アクセス数も上がります。
さらに、記事は時系列順に表示され、カテゴリに分けることで管理の手間もかからないのです。ユーザが気になる記事があれば、関連する記事をカテゴリから探すことで閲覧も容易になります。
このように、文章主体で情報発信をするならブログというのはとても有効なのです。
ブログはどんなメディアか
ネット上で消費者からの評判を獲得するようなメディアをアーンドメディアと言います。
アーンドメディア自体は企業のイメージを向上させたり、消費者とのコミュニケーションの窓口にしたりするメディアなのですが、ブログを主体に発信を続けるとブログ自体がオウンドメディアとなります。
オウンドメディアとは本来、自分が所有するメディアを指しますが、ブログの普及によりブログを主体に集客から契約の受注もするようになりました。ブログは事実上のオウンドメディアと化しています。
ブログの記事蓄積が進むとどうなるかというと、そのブログは強力な集客(アクセス数)媒体となります。
無料ブログサービスを活用していても、自分自身の個性を持ってアクセスを集められればオウンドメディアとなんら変わりはありません。
オウンドメディアというと、自社HPなどの自ら保有するWebサイトですが、ブログと特徴を比較してみましょう。
自分のWebサイトを所有すると、所有者ゆえに自分の好きなように制限なしにサイトを構築できるというメリットがあります。
自分も色を出すには、自由に使えるメディアというのは有用です。
しかし、ホームページの運営は面倒なのです。身も蓋もない言い方ですが。
ホームページを公開するには、まずドメインを取得し、サーバーをレンタルする。次いで、HTMLでWebサイトを記述する。そして、FTPソフトでサーバーにファイルをアップロードする。
これらの工程が非常に煩わしく感じる方が非常に多いのです。だからこそ、代行業者が存在します。代行とはお金を払ってでも代わりにやって欲しいと思う方が多いからこそ成り立つ商売です。
では、ブログではどのようにアップロードまでこぎつけるかというと、会員登録などでブログのアカウントを取得して、ブログサービスの案内通りに必要な情報(ブログタイトル等)をフォームに入力するだけです。
あとは、記事本文を書くだけで運営できます。
やはり、文章主体ならブログで十分なのです。
ですので、ブログをアーンドメディアとしてオウンドメディアに繋げるのも良し、オウンドメディアとして育てるのも良しなのです。
ブログはSNSと違い記事が蓄積でき、Webサイトと比較して遥かに運営が容易というメリットを持つ、優秀な情報発信メディアになります。
SNSなどさまざまなサービスが台頭してきましたが、ブログ自体はこれからも情報発信の主体として使われ続けるメディアだと考えられます。