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売上アップの最短方法

 

一度買ってもらった顧客に再び買ってもらう

もし、あなたが「今すぐ売上を上げたい」とお望みなら、その望みを叶えるもっとも簡単で今すぐできる方法をご紹介します。

 

その方法とは一度買ってもらった顧客に「もう一度買ってください」と直接お願いすることです。

 

「何だそれは?」とお思いの方もいらっしゃると思います。「そんな簡単な方法でいいのか?」や「そんなバカみたいな方法なのか?」などと思っていらっしゃるかもしれません。

 

しかし、再度購入を促すことはとても大事なことなのです。

 

これが、あらゆる売上アップ方法の中で、最も費用対効果に優れ、効き目の早い方法だと思います。

 

ではもし、あなたが「今すぐ売り上げを増やせ!」と命令を受けたとき、あなたはどんな手段を取りますか?

 

○『ゴールデンタイムにTVCMを大量に流す』…これは確かに消費者の認知度の向上には繋がります。

 

しかし、せいぜい、好印象を与える(最悪、変な印象を植え付けてしまう)程度の効果しか得られないでしょう。

 

それに、費用がばかになりません。大量の費用に見合うリターンが得られるかもわかりませんから。

 

○『新聞や雑誌にデカい広告を載せる』…TVCMと同様、広告によって売上増を図る手段です。

 

やはり、TVCM同様、莫大な費用がかかります。効果も費用に見合うか不安です。

 

上二つは確かに、売上は上がるかもしれませんが、費用が莫大にかかる広告戦略です。

 

費用が大きすぎるあまり、相応のリターンが無い限り費用対効果では優れたパフォーマンスを得られないでしょう。

 

そもそも、そんな広告を出せるお金は無い、というのが大半です。そんな余裕があるのなら「今すぐ」売上を上げなければならないほど切羽詰まっていないでしょう。

 

(大規模な)広告がダメだとすると、次は営業に頼ってみましょう。

 

○『電話帳の端から端の番号全てに掛けて、営業する』…果たして効果はどうでしょうか?ただのアポ取りと変わりませんよね?それも闇雲な。

 

売上は立つかもしれませんが、売上増の策とは異なります。通常の業務となんら変わりありませんから。

 

○『飛び込み営業』…やはり、通常営業です。飛び込み営業自体は未だに多くの企業が採用していますが、賢い営業手法とは言えません。営業うんぬんはともかく、売上増には営業マンを増やすか、稼働時間を増やすくらいしか策はありません。

 

「今すぐ」売上を上げる策となると、上記の方法は有効ではありません。

 

そこで、冒頭で挙げた、「もう一度買ってください」はなぜ有効な売上増の施策なのかを解説します。

 

一見すると、非常に間の抜けた施策に見えますが、マーケティング上有効な理由があります。

 

この「もう一度買ってください」作戦が実行可能になる条件とはリストの存在です。

 

リストとは顧客の名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの顧客に到達するための情報です。

 

今現在、顧客のリストを持っていない方は今すぐ、リストの作成に励みましょう。顧客リストを持っていない企業、あるいは活用していない企業は山ほど存在します。

 

そのため、リストを持つだけでもライバルに差をつけることができるのです。

 

そしてこの作戦は、リストの中でも一度でも購入してもらった顧客、いわゆる既存客にアプローチをします。

 

例えば、電話で直接お話ししても良いですし、DMやレターなどでも構いません。WebならEメールを送信することで顧客に到達できるでしょう。

 

何も同じ商品を販売する必要はなく、別の商品や上位版などをお勧めすることもできます。

 

既存客は一度でも購入してくれた、すなわち他の消費者よりも自社に対する関心の度合いが高いのです。

 

一度買ってくれたのなら、再び買ってくれる可能性が高くなります。少なくとも、今まで全く関心を持っていない消費者にアプローチするよりは格段に購入率は高いでしょう。

 

新規顧客を獲得するまでのプロセスをすっ飛ばして、購入を促すアプローチから取れるのは唯一既存客のみです。

 

ぜひ、新規顧客ばかり、追いかけるのではなく、既存顧客にも気を配ってみて下さい。

 

一番の金脈は「既に自分の商品を買ってくれた人」、すなわち既存の顧客です。

 


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